南アルプス縦走の山の旅を終えて

盛夏のトムラウシ山頂上にて 出会いがときのはじまり

山の旅のきっかけ

大雪山(旭岳〜富良野岳)を単独縦走していたとき、トムラウシ南沼天場で会って話をした女の子は、道産子だが関東で働き帰省で登山していた。彼女は健脚で黒岳石室からわずか1日で縦走装備でトムラウシ山まで歩く。南アルプス(南部)が面白いと聞いた。稜線伝いに長い山の旅ができそうだ。そこから計画をはじめた。

山の旅をふりかえって

富士山頂足慣らしに富士山を登頂してから登山口の広河原へ。奈良田の里温泉女帝の湯に立ち寄り、身体を清め北岳を目指したが20泊分の食料を詰め込んだザックの重荷はさすがに応えた。縦走前半は100名山ゴールデンコースであるため登山者がとても多かったが、間ノ岳を過ぎるとすれ違う人も少なく登山者との会話がはずんだ。

悪沢岳旧塩見小屋付近は幕営禁止なので人生はじめて営業小屋に泊まったが幕営を続けた。無人になっていた高山避難小屋で過ごしたら無理に幕営を続けることもないと思い、荒川岳の急峻なアタックを前にありだけの水を汲んで稜線に建つ中岳避難小屋で泊まった。かけがえのない宿主との出会い、稜線では移りゆく富士山の雄姿に感動した。

荒川小屋赤石岳避難小屋に立ち寄ったら東海フォーレストの非番のアルバイトの女の子と出会う。小屋番の主が連れて行ってやってくれとぶっきらぼうに言うので途中はぐれながらも茶臼小屋まで道中を共にした。最南端の光岳を踏破無人になったばかりの光小屋で大の字に過ごしてから、畑薙を経て赤石温泉白樺荘まで車道を歩き山の旅を終えた。